練心庵の定期講座ボイストレーニングで
仏教讃歌を歌う会が始まりました。
講師の有田さんの説明によると、仏教讃歌とは
明治期に西洋文化が移入されるとともに、仏教界でも西洋音楽が取り入れられ、生まれたのが仏教讃歌です。法要や季節の行事、門信徒の集まる機会に歌われ、同じ場にいる者同士で声を共にすることで信仰の喜びを分かち合います。 全ての門徒が歌えるよう、親しみやすく歌いやすい曲調ですが、門信徒の率直な信仰心が表現されており、これを声に出して歌うことで深く内省させられます。
山田耕筰や大木惇夫などの著名な作曲家・詩人による芸術性の高い楽曲から、辛島美登里などの現代っ子のセンスにマッチする楽曲まで多種多様なので、チョコとポテチを交互に食べたら永遠に止まらない的な、いつまでも遊べる音楽です。
初回にあたる今回は、十数名の参加者さんとスタッフが集い「恩徳讃」「衆会」の二曲が課題曲。歌詞の言葉一つ一つを、伝えることを意識して丁寧に歌いました。参加者同士が共振しあい、その心地よさにおもわず涙がこぼれてしまった方もいらっしゃいました。